お問合せフォーム

2.事業基盤強化に向けた戦略的CSR

プロジェクトイメージ


基本コンセプト

 戦略的CSRとは、CSR活動や社会貢献活動を、事業の競争力向上に繋がるよう戦略的に行う取り組みです。 具体的には、CSR活動や社会貢献活動におけるサステナビリティ課題への対応を、下記のような事業を実施する上での競争基盤を強化する視点を持って行うことです。

  -人材、周辺産業、輸送網等の事業インフラ
  -規制、慣行等の競争ルール
  -消費レベル、顧客嗜好等の需要規模・性質
  -先端ニーズ把握、技術蓄積等の事業ノウハウ
  -ステークホルダーとの関係性・評判

強化すべき事業基盤は、事業特性や事業戦略により異なるため、個々の事業ごとに戦略策定と同様なフレームワークを用いて検討することが求められます。

具体事例

 マイクロソフトは、慢性的に労働力が不足するIT業界において、IT教育を受けた人材こそが自社にとって重要な競争基盤であると理解。体系的なITカリキュラムがなく、教室で使われるIT機器も古く、教育者の育成プログラムもなかった米国のコミュニティカレッジ(2年制の短期大学、大学在学者の45%を占める)の課題に対応するため、寄付金や機材の提供のほか、社員からボランティアを募り、各校のニーズを評価させ、カリキュラムの立案に協力、教育の育成に尽力。IT業界における安定的な人材確保を図る活動を進めています。
 ネスレは、原材料の供給者である農家の生産物価値と品質の向上による農村社会の発展支援こそが自社の競争力向上に繋がると理解。21ヵ国で28のプロジェクトを通じて、11万人以上の農業従事者に対し、品質向上ノウハウの教育、原料集荷・保存設備の提供等に加え、医療の改善等のサポートや援助を実施。高品質原料の安定調達に繋げるとともに、途上国の購買力向上による市場拡大を狙って、活動を推進しています。