
最近、世界人口の70%を占める年間所得3,000ドル未満の低所得者層をBOP(Base/Bottom of the Pyramid)と称し、このセグメントに向けたビジネスが注目されています。
BOP市場が注目される背景には、その人口の多さに加え、次代の中間所得層としての潜在的な成長性、適切な製品設計・ビジネスモデルを描いた場合の利益率の高さ、があります。
しかしながら、日本においてBOPがブームとも言えるほどの注目を浴びているのは、“儲かりそうだから”ということを超えて、低所得者層のサステナビリティ課題を解決したいという、人々の意識に訴えかける魅力を持っているからと考えられます。
また、BOP市場に参入し、一定の成功を収めることは、人材の惹き付け・モチベーション向上、企業のレピュテーション向上、グローバル人材の育成、グローバルビジネスモデルの創出力強化、グローバルネットワークの構築、リバース・イノベーションによる製品開発への新たな視点の導入等、幅広いメリットをもたらします。
例えば、住友化学のオリセットネットなどは、収益性というよりは企業の広告塔として大きなメリットをもたらしています。
現在注目を浴びているBOP市場ですが、まずは、自社の強み・リソースを活かしてどのような貢献ができるのか、具体的な検討を始めることが求められます。
BOPビジネスベンチマーク、BOPビジネス成功の要諦プレゼンテーション等。
